世の中を平等とする活動は、本当に意味があることだと思いますか?
今では多くの企業で、コンプライアンスやSDGs「持続可能な開発活動」などの取組みをしていますが、それらを努力して取組んだとしても意味があるのかと、疑問でしかありません。
確かに、それらが出来るのであれば、世の中の問題は減るかもしれません。ですが、言うだけで行動しない人が多い今の世の中では、達成することは出来ないでしょう。
多くの人は、私のような人がいるから出来ることも出来ないと、思われるかもしれません。しかし、良く考えてみてください。
誰が正しくて誰が間違っているのか。そして、何が正しくて何が間違っているのか。それらを、誰がどのようにして判断をしているのでしょう。
物事や人の価値さえも、勝手に評価をしているのは「見ず知らずの他人」なのです。
例えば、貴方が今まで絶え間ない努力をしているのにも関わらず、他人に努力不足だから更に努力をしてと言われたとしたら、他人の意見を素直に認められますか?
私には出来ません。
恐らく、「他人と比較しないでほしい」、「何も知らないくせに」、「勝手に決め付けないでほしい」などの、気持ちや考えになると思います。
今の世の中のままで良い人と思う人もいれば悪いと思う人もいますので、何かをやれば必ずと言って良いほどに不平不満を訴える人がいるのが現状です。この状況下で、どんなに努力をしても皆が納得する世の中にすることは出来ないでしょう。
これらを解消するには目先のことを改めるのではなく、これまで常識としていた環境を改める必要があると考えております。
1.考えるだけ時間の無駄
私が考える平等と不平等を要約しますと、次のようになります。
【平等とは】 ・生と死。 【不平等とは】 ・生まれてから死ぬまでの間。
平等とは、誕生して死ぬこと。それ以外に存在しないと判断しています。
人生が良かったとしても悪かったとしても、長くても短くても関係はありません。死という結果は必ず訪れるので、平等であると断言することが出来ると考えています。
不平等については、平等以外の全てのことです。世の中に同一人物は存在しません。
性別・能力・容姿・環境は、個人の意思に関係なく特性として賦与されると共に、生涯の時間も自由にすることは出来ません。そのことから、一人ひとりが異なる境遇なので、全てにおいて不平等であると考えています。
2.現代社会と今後の動向
今の世の中では、平等が良くて不平等が悪いことのように扱われています。
世の中にある不平等の例として、
・性別の違い
・容姿の違い
・所得や資産の違い
・社会的地位の違い
・国や地域の違い
これらは世間で騒がれている概要の一部となりますが、学校、職場、家庭などの身近なことまで含めると数え切れないほどの数になってしまいます。
身近な不平等の例として、
・公平な評価をしてくれない
・扱いが酷い
・仕事量が異なる
・お金が少なく、生活困窮
・無視や軽蔑をされる
このように様々な内容で悩んだり苦しんだり、不平不満を募らせている人が世の中には大勢います。
その不満が抑えきれなくなってしまうと、怒りや憎しみの感情が優先されてしまい、時には喧嘩や暴動といったことに繋がってしまうこともあるでしょう。また、精神的苦痛を受けてしまい、つらい・苦しいと思い悩んでいることもあるでしょう。様々な不平不満を解決することは困難ではありますが、解決しようと行動することはとても良いことだとは思います。
しかし、現状の環境のまま平等な世の中にしようとしても、不平不満は必ず発生することでしょう。それは何故か、今の世の中は個人の欲がとても強くなってしまっている環境だからです。
自分さえ良ければ他のことはどうなろうと関係ないと思っている人が大勢いるため、一部の人が努力をしても意味が無い行動となってしまうのです。だからといって何もしないのであれば、今後の世の中も変化することはないでしょう。
今の世の中が貴方にとって正しい方向であるのかを判断するのは自由です。ですが、現状の環境が推移していくのであれば、いずれ大変な世の中になるのではないでしょうか。
3.そもそも不平等は悪いこと?
世の中は、平等が良くて不平等が悪いことであると解釈しているからこそ、平等にしようとしています。
ですが、本当に不平等は悪いことなのでしょうか?
何もかもを平等にしてしまうと、個性すら意味がないことに繋がってしまいます。
何が出来て、何が出来なくても関係がなくなってしまいます。
人は、個性があるからこそ良いのです。それらを皆が大切にする気持ちになれば、平等や不平等といったことは自然になくなっているのではないでしょうか。
4.まとめ
平等とは、生と死。
不平等とは、生まれてから死ぬまでの間。
不平等であるからこそ、人としての価値があることを理解しましょう。
平等と不平等についての概略となりますが、ご参考になれば幸いです。
別途、詳細を知りたい人はお問い合わせいただければ、返答をさせていただきます。